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2018年09月16日

秋の気配の秋葉山⑤―秋分草とベニバナボロギク

秋分草  「暑さ寒さも彼岸まで」―平成30年(2018)の「秋分の日」は9月23日ですが、秋葉山表参道では「秋分草(シュウブンソウ)」が咲き始めていました。

 表参道の登り口、麓の近くには、同じキク科のベニバナボロギクも咲いています。

表参道の麓付近 ベニバナボロギクはアフリカ原産の帰化植物。道端や山林の伐採地などの荒地などに生えるキク科の一年草。花序は先が垂れ、下垂した赤レンガ色の頭花をたくさんつけていました。

 先に咲いた花はまたたく間に成熟し、まだ花も咲かせてつぼみもつけているのに、先に熟した花の冠毛のために、草全体が綿毛に包まれます。これが「襤褸」と呼ばれる所以。荒地を好み、山火事の後、真っ先に生えるので、アメリカでは「fire weed(火の草)」と呼ばれているそうです。

ベニバナボロギク 実は、ベニバナボロギクの葉にはシュンギクに似た香りがあり、食用になります。戦時中、すでに南洋諸島や台湾に帰化していましたので、日本兵は「南洋春菊」「昭和草」の名と呼んで食用としたとのこと。もしかしたら、日本に持ち込んだのは、戦地から帰還した兵隊さんだったのかも知れませんね。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:27│Comments(0)秋葉山・AKG(秋葉観光ガイド)野の花・植物
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