2018年08月11日
相月諏訪神社を訪ねる⑥―諏訪神社祭典

浜松市天竜区佐久間町の諏訪神社の祭典が21、22の両日、同町相月地区で開かれた。住民有志約20人でつくる「相友会」が恒例の地芝居を披露し、集まった地域の親子連れを楽しませた。
地芝居は毎年、相友会のメンバーが脚本をはじめ、舞台や衣装の準備、役者までを全てこなす。話題の有名人を役に盛り込み、ユーモアを交えた物語で同地区の人の温かさなどを表現するのが特徴。
今回の主役のモチーフは、若手棋士・藤井聡太七段。「もしも藤井聡太さんが相月地区で生まれ、育っていたら」という設定で、約90分間の長編物語を演じた。プロ棋士を挫折した“藤井聡太さん”が地元などで活躍する劇団に入団し、最後には歌手として活躍するというオチを付け、住民から笑いや大きな拍手を受けた。
脚本を担当した竹本久司さん(68)は「地芝居は地域の伝統。地元のみんなが楽しそうでうれしかった。続けられる限り頑張りたい」と笑顔を見せた。(2018年7月23日「静岡新聞」より)
地芝居が続けられている相月地区の人と人とのつながりは、今も強いものがあるようです。