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2018年08月09日

相月諏訪神社を訪ねる④―「蛇道」を探す

「蛇道」 佐久間の民話「相月諏訪神社の不思議」で語られていたのは、大蛇が諏訪神社の「お池」と諏訪湖とを行ったり来たりする「蛇道」について。

 諏訪神社の裏は、淵になっているところから、蛇淵と言われ、大蛇が住んでいると言われていました。蛇淵からは、蛇道と言われる穴が信州諏訪湖まで続いていると言われていました。

 ある時、この近くで工事をしていた人が、コンクリートで、蛇道とは知らず、その穴をふさいでしまいました。すると、数日後、工事をしていた人が、わけのわからない病気にかかってしまいました。病院でみてもらいましたが、いっこうになおりません。ねぎ様におがんでもらいましたら、「蛇道をふさいだたたり」ということでした。さっそく、蛇道を元の通りに開けると、病気はすぐになおったと言うことです。

 地元の人に「蛇道」について尋ねてみたところ、「あそこに、土管が見えてるら?あれを一遍塞いでしまったんだけど、何だか悪いことが起きるとか、起こるとかで穴を開けたんだよ」「え~?あれですか?あれじゃあ、大蛇は通れないでしょう?」。

「蛇道」 水路の壁から突き出た土管。こんなところを大蛇が通れるはずがありません。少し上に生活排水用の土管がありましたが、ほとんど同じ太さです。諏訪神社の大蛇は、この「蛇道」を通り長野県の諏訪湖にまで行ったり来たりしていたのでしょうか?

 茶畑の横にあるコンクリートで囲まれた箇所が「蛇道」とする説もありましたが・・・?

大蛇の頭に似た大岩 ところで、「神社脇の大岩が大蛇の頭に似ている」との話も聞きました。下の写真がそれです。どうですか?とても大きな岩なのですが、右向きの蛇の顔に、確かに似ていると思いませんか?形が似ているだけでなく、裂けた口まで大蛇を彷彿とさせます。その昔、ここ諏訪神社に住んでいた大蛇も、こんな大きさだったのでしょうか?

 相月諏訪神社の「例大祭」は7月21、22日に開かれました。



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