2018年08月24日
水窪・西浦観音堂を訪ねて⑦―「西浦の田楽」
民俗学者・折口信夫により、全国的に紹介され有名になり、国の重要無形民俗文化財1号に登録された「西浦の田楽」。伝承伝説によると、養老3年(719)僧行基がこの地を訪れ、正観世音の仏像と仮面を作って奉納し、その年7月10日より田楽が始まったとされています。
田楽舞には大自然への畏敬の気持ちとともに、五穀豊穣を祈る神事や祭りへの素朴で熱い思いが込められ、田楽舞の古態を伝える貴重な民俗芸能。祭主を務める別当、20数名の能衆は代々世襲により受け継がれ、肉食を忌み、不幸や不浄には関与せずなど厳しい戒律を守り続けて来ています。
旧暦1月17日朝、御開帳に始まり、夜は奥の院舞で月の出から12時頃まで田楽8番を奉納。1月18日夜、月の出を合図に翌朝の日の出まで舞が奉納されます。演目は地能33番、跳ね能12番、番外2番(獅子舞い・しずめ)があり、狂言風の踊りが暗闇に燃える炎に浮かび、その幻想的な仮面の舞に、いつしか不思議な世界に吸い込まれるようだとのこと。
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田楽舞には大自然への畏敬の気持ちとともに、五穀豊穣を祈る神事や祭りへの素朴で熱い思いが込められ、田楽舞の古態を伝える貴重な民俗芸能。祭主を務める別当、20数名の能衆は代々世襲により受け継がれ、肉食を忌み、不幸や不浄には関与せずなど厳しい戒律を守り続けて来ています。
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ぜひ、一度見に出かけたいと思っています。