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2017年07月07日

小國神社・本宮山の自然②―合歓の花

合歓の花 「合歓(ねむ)の花」が咲いています。川原の痩せ地でも育ち、背が高くなりますので、車窓からでも目に付きます。

 地方によっては、七夕の日に「ねむは流れろ、豆の葉止まれ」と言いながら、「合歓」と大豆の葉などを川に流す風習があるのだそうです。「ねむ」は「眠気」に通じ、夏の暑さで体も疲れ眠りたくなるようなダルさを感じる時期に、「眠気」を川に流すというのです。「ねむた流し」と呼ばれ、これが東北「ねぶた祭り」の起源になったとの説もあります。「豆」は「マメ=健康」の意味でしょうか?

合歓の花 そういえば、かつては七夕の笹飾りも川に流しました。「眠気」を流すというよりも、「邪気」「悪霊」を流す意味と知らされていたと思います。

 白い刷毛にピンクの粉を振ったような花。旧暦の七夕には、もう「合歓の花」は終っていますので、川に流すのは花ではないでしょうけど、新暦の七夕(7月7日)なら、この花を流したいような気がしますね。「♪五色の短冊~」を吊るした七夕飾りにも負けない華やかさです。



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