入笠湿原を歩き、入笠山に登る⑥―フシグロセンノウとエンビセンノウ
オレンジ色の花は、ナデシコ科のフシグロセンノウ。どこででも見られる花ではありませんが、センノウの仲間では北遠を含め比較的多く見かけます。
ところが、同じオレンジ色でも花弁が細く裂けていたのはエンビセンノウ。燕尾服の「燕尾」と同じで、細く裂けた花弁をツバメの尾に見立てた名前。もちろん、初めて出会った花でしたので、帰宅後に調べて、名前を確認しました。
エンビセンノウは、北海道と本州中部地方(長野県、埼玉県)にのみ生育し、環境省カテゴリ「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」の希少種とのこと。だったら、初対面だったのも当たり前。それにしても、まだまだ知らない花があるということは、まだまだ初めて出会う「ちむどんどん」の機会があるということです。
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