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2022年12月17日

「天竜10号」の模型 住民団体が製作 磐田・竜洋西小に寄贈

手作りした天竜10号の模型を贈った谷口さん(右) 磐田市の住民団体「緑十字機不時着を語り継ぐ会(緑語会)」の谷口隆敏さん(80)=浜松市西区=が15日、磐田市掛塚地区に1919年に創設された「福長飛行機研究所」の歴史を地元児童に知ってもらおうと、創設者の福長浅雄(1893~1980年)が手がけた初の国産旅客機「天竜10号」の手作り模型を、市立竜洋西小に寄贈した。

 同研究所は、現浜松市南区出身の浅雄が飛行機製造と民間飛行士育成のために創設。1922年に天竜10号を完成させた。

 20年以上にわたって飛行機模型作りの趣味を続けている谷口さんは、研究所創設100年を記念した展示会で、天竜10号の3面図を見て制作意欲を刺激されたという。厚紙や軽量木材などを使い、3カ月かけて32分の1スケールの模型を制作した。

 模型は完成から約3年間、自宅に眠ったままだったが、緑語会の仲間の提案を受け、飛行機の格納庫だった建物が体育館に使われていた同校への寄贈を決めた。谷口さんは「浅雄は夢の実現のために努力を尽くした。子どもたちにも夢を育んでほしい」と話した。

 渡辺真巳校長は「子どもたちが地域の歴史を学ぶきっかけになれば」と感謝した。同校では3学期に、浅雄のおいの長男、福長昇さん(71)=磐田市豊岡=を講師に招き、模型を活用しながら4年生が研究所の歴史を学ぶ授業を行う予定。(「静岡新聞」より)


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 記事中の「浅雄のおいの長男、福長昇さん」は、私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」の会員。掛塚で国産初の旅客機が飛んだ歴史を、語り伝えていくのは私たちの世代の役割です。




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