2017年07月24日
国産初のプロペラ旅客機を造った福長飛行機製作所⑥―天竜10号
福長浅雄が天竜1号を購入したのは大正6年(1917)のこと。大正8年(1919)5月、福長飛行機研究所でスタートした大空への夢は、同10年(1921)10月10日には株式会社福長飛行機製作所へと組織を変え、大正11年(1922)10月には天竜10号を完成させました。
国産初の6人乗り旅客機、天竜10号は全長9.4メートル、全幅12.95メートル、イタリア製フィアット300馬力の複葉機。時速180キロメートル、滞空時間4時間。乗客の代わりに4人分の重量の砂袋をのせて受けた陸軍省航空局の性能試験には合格したのですが、法整備がないことから旅客運送事業としての営業運行は認められませんでした。
製作所は昭和3年(1928)、天竜川の改修工事により閉鎖され、浜松市の三方原に移転しました。
パイロット帽をかぶり、写真に納まっているのが大空への夢を見続けた福長浅雄です。
写真はいずれも、浜松市立飯田小学校「ふるさと飯田の大先輩 福長浅雄さん」コーナーに展示されていたもの。ご協力ありがとうございました。
国産初の6人乗り旅客機、天竜10号は全長9.4メートル、全幅12.95メートル、イタリア製フィアット300馬力の複葉機。時速180キロメートル、滞空時間4時間。乗客の代わりに4人分の重量の砂袋をのせて受けた陸軍省航空局の性能試験には合格したのですが、法整備がないことから旅客運送事業としての営業運行は認められませんでした。
製作所は昭和3年(1928)、天竜川の改修工事により閉鎖され、浜松市の三方原に移転しました。
パイロット帽をかぶり、写真に納まっているのが大空への夢を見続けた福長浅雄です。
写真はいずれも、浜松市立飯田小学校「ふるさと飯田の大先輩 福長浅雄さん」コーナーに展示されていたもの。ご協力ありがとうございました。