2019年08月21日
100周年記念「福長飛行機展」⑫―32年前の新聞記事
100周年記念「福長飛行機展」の会場に、32年前に開催された静岡新聞の記事が持ち込まれました。
掲載日は「昭和62年(1987年)1月11日」。「静岡はじめて誌」と題された企画シリーズの76回目。「飛行機乗り 福長機 天竜川河原で試験飛行」の記事の一部を抜粋してみると・・・
飛行機の操縦技術を身に着けた福長は、大正七年、郷土での飛行を試みている。天竜川河原に改良型の福長式天竜第3号機が据えられ、四万人の観衆が、これを見守った。
プロペラの轟音(ごうおん)とともに、新鋭複葉機は、観衆の頭上を舞った。東海道本線の鉄橋上空まで上昇した時、悪気流が同機を揺さぶり、観衆は一瞬息をのんだが、福長機はこれをうまく乗り切って浜松上空で旋回。それから一気に天竜橋上から河原に着陸した。この間十二分。観衆は惜しみない万歳を福長に送ったという。
*次の開催日は、8月24日(土)25日(日)です。
掲載日は「昭和62年(1987年)1月11日」。「静岡はじめて誌」と題された企画シリーズの76回目。「飛行機乗り 福長機 天竜川河原で試験飛行」の記事の一部を抜粋してみると・・・
飛行機の操縦技術を身に着けた福長は、大正七年、郷土での飛行を試みている。天竜川河原に改良型の福長式天竜第3号機が据えられ、四万人の観衆が、これを見守った。
プロペラの轟音(ごうおん)とともに、新鋭複葉機は、観衆の頭上を舞った。東海道本線の鉄橋上空まで上昇した時、悪気流が同機を揺さぶり、観衆は一瞬息をのんだが、福長機はこれをうまく乗り切って浜松上空で旋回。それから一気に天竜橋上から河原に着陸した。この間十二分。観衆は惜しみない万歳を福長に送ったという。
・・・との内容。これが、人間が空を飛ぶ時代がやって来ていることを、自らの目で確認することができた瞬間の様子でした。