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2020年11月29日

森の鋳物師・山田七郎左衛門の仕事を訪ねて①―大洞院龍門橋擬宝珠

龍門橋 森町の大洞院に出かけた目的は「森の石松の墓」ではなく、紅葉を楽しむためでした。ただ、その時、伏間川に架かる赤い龍門橋を渡ろうとした時、橋の手前に「町指定文化財 龍門橋擬宝珠」と書かれた標柱が目に留まりました。

龍門橋の擬宝珠 写真を撮って帰り、インターネットで検索してみると森町の公式HP「22 森町の鋳物師」がヒットし、「龍門橋の擬宝珠8本は、山田七郎左衛門が1785年(天明5年)に鋳造したものである」と知ることが出来ましたので、すぐに大洞院を再訪し、擬宝珠に顔を近づけ、刻まれた文字を読んでみました。

「銀二朱 山田次良左衛門」「同二朱 山田伊左衛門」
「遠州森大洞院龍門橋 擬宝珠八本之内」「施主 中町 二両一分 山田七郎右衛門」

 すると、擬宝珠の1本に「遠州森大洞院龍門橋 擬宝珠八本之内」「施主 中町 二両一分 山田七郎右衛門」の文字が。「山田七郎左衛門」と「山田七郎右衛門」は名前が似ていますが、これは寄付者の名?別人かも知れません。

 別の擬宝珠には「銀二朱 山田次良左衛門」「同二朱 山田伊左衛門」の名も見られますが、「天明五乙巳歳七月吉日」は間違いなさそうです。



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