2020年04月01日
古い絵葉書に見る三信鉄道①―佐久間駅

さらに、同18年(1943)8月1日 、三信鉄道が飯田線の一部として国有化されて国鉄の駅となり、中部天竜駅(ちゅうぶてんりゅうえき)に呼称変更されたというのが、中部天竜駅の沿革です。
中部天竜駅が「佐久間駅」を名乗っていた証拠の一つは、開業当日のスタンプ。「昭和9.11.11」の日付の入ったスタンプには確かに「佐久間駅」の名前が入っています。

島式のホームに電車が1輌。ホームには木造の待合所が建ち、その横に立つ電柱に貼られた駅名には平仮名で「さくま」。(*掲載の写真は絵葉書をスキャンしたものですので、拡大しても文字が読めません)。「(ホームに三千余年前の敷石帯現る)」とは半場遺跡のことですので、間違いなく現在の中部天竜駅です。
これが分かるのも、古い絵葉書に使用されている写真があればこそです。