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2020年01月02日

東海道・宇津ノ谷峠を歩く③―「御羽織屋」

「御羽織屋」 瓦葺きの塀の中に「明治天皇御小休所跡」の石碑が建てられているのは、「御羽織屋」の屋号を名乗る石川家。軒先の看板によれば・・・

「秀吉公のお羽織の由来」の看板 秀吉公のお羽織の由来

 天正十八年(一五九〇)秀吉が小田原の北条氏を攻めたとき、宇津谷(うつのや)に休息した。その際、当家の祖先が馬の沓を献上し、また戦陣の勝利を示すような縁起のよい話をしたので、帰りに立寄って与えたのが、当家所蔵のお羽織である。表は紙、裏はカイキ、後に家康も、この羽織を見て、記念に茶碗を与えたが、これも当家に所蔵されている。  東海道宇津谷 石 川 家


「明治天皇御小休所跡」の石碑 羽織の「表は紙」とは紙を揉み柔かくしたもので、羽織の表地に使われたもの。「裏はカイキ」の「カイキ」とは山梨県特産の甲斐絹のこと。この甲斐絹を裏地に使った羽織が今も残されているということでしたが、 残念ながら「拝観中止致します」とのことで、羽織を見せていただくことはできませんでした。



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