2019年09月10日
浜北・貴布禰神社&「森岡の家」跡を訪ねる⑩―遠慮講成績碑
この「遠慮講」とは、「同心遠慮講創設者 平野又十郎住宅」の標柱に書かれているのと同じ「同心遠慮講」と同じ貯蓄組合のこと。平野又十郎は明治12年(1879)、村民から積立金を集め、定期に償還する貯蓄組合「同心遠慮講」を興しています。
そこに流れていたのは二宮尊徳が説いた報徳思想。そして、この「同心遠慮講」が銀行業務を行う永世社、永世銀行を経て、後の西遠銀行、遠州銀行となり、又十郎の長男繁太郎が後を継ぎ、現在の静岡銀行へと発展したのです。
「遠慮講成績碑」は「明治三十二年六月」の建立と刻まれていました。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:18│Comments(0)
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