2018年03月12日
春野の小國神社を訪ねて⑦―旧杉小学校講堂

写真からも想像がつくかもしれませんが、講堂と職員室・校長室が併設されていたという建物は、平屋建てではありましたが大きなもの。これでも、一部を解体して祭りの屋台小屋を建築したとのことですから、以前はもっと大きかったことになります。

広い室内には、もちろん柱などはなく、何枚もの杉板が張り巡らされています。この講堂を造ったのも、小國神社を手掛けた宮大工・黒川佐次衛門の一門だったのかも知れません。

杉村の人口動向を調べてみると、明治24年(1891)には110戸711人、大正9年(1920)154戸899人、昭和27年(1952)155戸1069人、同40年(1965)156戸899人と大きな変動はありませんでしたが、現在の戸数・人口は推して知るべしです。