2018年01月29日
平口・不動寺を訪ねる⑤―河岸段丘
三方原台地のすぐ下の平坦地「富岡段丘面」、その下が「姥ヶ谷段丘面」、最下段を「浜北段丘面」という。
この段丘は天竜川流れに沿って発達した「階段状」の地形で天竜市を扇頂部とする洪積地代の扇状地が、大きく三回にわたって隆起したため、三方原台地東縁に三段にわたって旧氾濫原が段丘面を形成した。
ここ「不動寺」のある段丘崖は、二段目の「姥ヶ谷段丘」と三段目の「浜北段丘」の境にあたる。
このみごとな典型的な「河岸段丘」は全国的にもよく知られている。
「不動の滝」をはじめとしてこの段丘崖には湧水も多く、縄文・弥生の集落も発達し、段丘上柄には聖なる地として古墳も多く築造されてきた。
不動寺の「女滝」とその前に建てられた看板。不動寺は、タモリさんが好きな「段差」を間近に見ることができる地形観察ポイントでもあります。