2018年01月27日
平口・不動寺を訪ねる③―「豊橋衛戍行軍之眞景」の奉納額
平口の不動寺の本堂内には数枚の奉納額が掲げられているのですが、そのほとんどは前鬼・後鬼を脇侍として従えた役小角(役行者)の絵。その中に1枚、「豊橋衛戍行軍之眞景」と題された絵額がありました。
奉納されたのは「明治二十四年九月上旬」。旭日旗を掲げ、木橋の上を隊列を組んで渡る軍人たちの絵。「衛戍(えいじゅ)」とは駐屯部隊を意味し、「豊橋衛戍」とは、名古屋に設置された第3師団のうち歩兵第5旅団に属した歩兵第18連隊です。
歩兵第18連隊は明治17年(1884)~19年(1886)に豊橋に移駐していますので、「行軍之眞景」とは日清戦争への従軍が近い時期の行軍の様子を描いたものと思われます。
陸軍大将乃木希典が日露戦争の必勝祈願のため不動寺に立ち寄ったのは明治37年(1904)とのことですので、「豊橋衛戍行軍之眞景」の額の方が20年ほど前に奉納されたことになります。
奉納されたのは「明治二十四年九月上旬」。旭日旗を掲げ、木橋の上を隊列を組んで渡る軍人たちの絵。「衛戍(えいじゅ)」とは駐屯部隊を意味し、「豊橋衛戍」とは、名古屋に設置された第3師団のうち歩兵第5旅団に属した歩兵第18連隊です。
歩兵第18連隊は明治17年(1884)~19年(1886)に豊橋に移駐していますので、「行軍之眞景」とは日清戦争への従軍が近い時期の行軍の様子を描いたものと思われます。
陸軍大将乃木希典が日露戦争の必勝祈願のため不動寺に立ち寄ったのは明治37年(1904)とのことですので、「豊橋衛戍行軍之眞景」の額の方が20年ほど前に奉納されたことになります。