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2018年01月17日

掛川の町歩き④―報徳本社敷地内の文化財建物群

 掛川城の隣りには、国の重要文化財に登録されている大日本報徳社大講堂を始めとした建物群が集まっています。

 掛川に大日本報徳社が出来たのは、報徳運動の祖、二宮尊徳の指導を受けた岡田佐平治が掛川市倉真の人だったことから。農村復興運動など経済と道徳との融合を訴え、全国の各地域に誕生した報徳社を統括する組織が大日本報徳社です。

大講堂
大講堂
正門
正門

 大講堂は、明治36年(1903)完成の巨大な木造建築。平成16年~19年にかけて行われた大改修により、耐震補強されて現在に至っています。

 明治42年(1909)建立の正門は県指定文化財。「道徳門」「経濟門」と刻まれた箱型を重ねた1対の柱により、「道徳、経済一円融合論=道徳のない経済は罪悪、経済のない道徳は寝言」を象徴する門と言われています。

仰徳学寮
仰徳学寮
仰徳記念館
仰徳記念館
淡山翁記念報徳図書館
淡山翁記念報徳図書館
冀北学舎
冀北学舎

 仰徳(こうとく)記念館と仰徳学寮は、昭和13年(1938)、皇紀二千六百年記念事業として有栖川宮旧邸の一部を譲り受けたもの。淡山翁(たんざんおう)記念報徳図書館は、昭和2年(1927)に建てられた鉄筋コンクリート造りの洋風建築の図書館。いずれも、県指定文化財。

 冀北(きほく)学舎は、明治10年(1877)に報徳社長の岡田良一郎(淡山翁)により倉真地区に建てられた全寮制の校舎を移築したもの。もちろん、これも県指定文化財です。



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