秋の彼岸の富幕山⑨―コウヤボウキとヤマジノホトトギス
コウヤボウキは、高野山にある真言宗の総本山・金剛峯寺では茎を束ねて箒の材料としたので「高野箒(コウヤボウキ)」と名付けられたキク科の落葉小低木。キク科だと分かれば、ちょっとアザミに似ていると納得がいきますね。
見慣れてしまっていますので「ああ、ヤマジノホトトギスが咲いている」程度にしか感じませんが、ちょっと冷めた目で見ると実に不思議な花の形。横から見ると、まるで噴水みたいです。勢いよく水が噴き出しているようです。
富幕(とんまく)山歩きでかいた汗を、ヤマジノホトトギスの噴水を頭から浴びて、流したい気がしました。
関連記事