2024年07月06日

郡上八幡をブラリ散歩⑭―「宗祇水」

「宗祇水」 郡上八幡と言えば「郡上おどり」が人気ですが、「水のまち」としても知られています。そのシンボルとも言えるのが、昭和60年(1985)日本名水百選の第1号として選ばれた「宗祇水(そうぎすい)」。室町時代の連歌師・飯尾宗祇がこの泉脇に草庵を結び、湧き出る清水を愛用したことが「宗祇水」の名の由来。岐阜県指定の史跡にも指定されています。

「宗祇水」 山に囲まれた郡上八幡の町に、どうしてこんなに水が流れているのか?しかも、濁った泥水ではなく、洗い物や飲料としても使えるきれいで美味しい水。先ずは、郡上八幡付近の降水量は年間2800ミリと雨量が豊富だということ。その雨水が水源涵養林で磨かれ、さらに東海地区最大級とされる「大滝鍾乳洞」からも分かることですが、カルスト地形の石灰岩に浸透して磨かれた水が郡上八幡に湧出するから。

「やなか水のこみち」 人々の暮らしに欠くことができない「水」。それを大切に守り、利用することで成り立って来た郡上八幡の人々の暮らし。その象徴ともされるのが「宗祇水」。「やなか水のこみち」も、心温まる郡上八幡らしい風景でした。



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