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2024年02月15日

浜北の旧街道を歩く⑩―西美薗大上の常夜燈

西美薗大上の常夜燈 次に出会ったのは、西美薗大上の道標と常夜燈。ここは四つ角ではあるのですが、その角度は直角ではありません。いかにも、古い道がそのまま残されている箇所が多い浜北地区らしい交差点です。

格狭間の龍 交差点に建てられている秋葉山常夜燈は、西美薗上の常夜燈と同じ宮前型。基礎部に高く積み上げられた天竜川の青石(緑色片岩)を使っているところもよく似ています。ただ、西美薗上の常夜燈が「昭和七年四月建之」であったのに対し、西美薗大上の常夜燈は「大正六年正月建之」でしたので、西暦1917年。西美薗上の常夜燈よりも15年前。

格狭間の鯉
格狭間の虎

 火袋の下の中台部分の格狭間に彫られていたのは、正面は西美薗上と同じ「龍」。しかし、向かって左が「鯉」で右は「虎」。「鯉」は「登竜門をくぐり、天まで昇って龍になる」とされ、「雲は龍に従い風は虎に従う」とも言われますが、「龍」と「虎」とはライバルともされ、「鯉」も「虎」も「龍」と深い縁があるとされる生き物です。



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