2024年02月07日

浜北の旧街道を歩く②―貴布祢の道標

貴布祢の道標 真っ先に訪れてみたかったのは、浜松市指定有形民俗文化財でもある「秋葉街道貴布祢の道標」。道が2方に分岐する三叉路の真ん中に建てられ、背も高く、見落とすことなどあり得ない文字通りの道標(みちしるべ)です。

 刻まれている文字は・・・

 す  左  是秋  左右
 ぐ  み  よ葉  可者
 秋  や  里山  さま
 葉  口  七道  井松
 山  大  里   池
 道  平      田
    道       道


貴布祢の道標 「者ま松」は「はままつ(浜松)」、「可さ井」は「かさい(笠井)」。ここが、浜松から笠井街道を歩き、秋葉山へと向かう道の要所ですから、道に迷わぬうよう、見落とすことがないよう、道の真ん中に建てられた石柱道標は、おそらく建立当時から移設されていない珍しい歴史遺産です。

 浜北を歩いて感じたことは、建物は新しいのですが、道が曲がりくねっていること。交差点も直角ではない箇所が多く、古い時代の道がほぼそのままに残されていると思われます。もしも道の分岐点に道標がなかったら、初めて歩く人にとってはどちらに向かうべきか決断が出来ず、迷子になってしまう可能性すらあったでしょう。



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