
「川合の八坂神社を訪ねる」の同じ日、すぐそばにある曹洞宗のお寺・佛法山川合院(せんごういん)を訪ねました。八坂神社近くから見下ろすと、沢が流れる山の斜面に家が建ち、川合院も大きくくねった道の曲がり角に鎮座しています。

国道474号を走っているだけでは気づかないかも知れませんが、大千瀬川は中央構造線のケルンコル(断層谷)を流れる川。八坂神社や川合院がある付近は中央構造線の内帯にあたり、領家変成帯の花崗岩地帯であることを思い出させてくれたのは川合院の石垣や敷石。

同じ佐久間でも、中央構造線の外帯に位置する山香では緑色片岩の石垣が多く見られましたが、花崗岩の石垣や敷石が、川合の地質の特徴を示していました。