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2019年10月09日

秋を探しに秋葉山ハイキング⑫―ススキの穂とツマグロヒョウモン

送電線鉄塔の下のススキ 秋、あき、アキ・・・。秋と言えばススキ。「秋の七草」で「尾花」と呼ばれているのがススキです。

 ♪おれは河原の枯れすすき、同じお前も枯れすすき
    どうせ二人はこの世では 花の咲かない枯れすすき♪


 私たちの世代の人なら誰もが知っている、野口雨情作詞・中山晋平作曲で大正10年に発表された『船頭小唄』です。写真のススキは秋葉山表参道の送電線鉄塔の下。やがて、ススキの白い穂からは、穂綿が飛び始めます。

ツマグロヒョウモン かつては、茶畑に敷くだけでなく茅葺き屋根の材料に使われたススキ。戦後の拡大造林の時代には、大切に管理してきた茅場にも、「いつか高く売れるはず」の杉の苗木が植えられ、どちらを見ても杉、杉、杉の人工林へと急激に姿を変えてしまいました。しかし、ススキを追いやり「いつか高く売れるはず」だった杉も今や厄介者扱い。

 夏の間は見る機会が減っていたツマグロヒョウモンが目に付くようになったのも、秋の訪れを告げる秋葉山からの便りです。

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