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› 興津・清見寺を訪ねる④―五百羅漢石像
2019年06月23日
興津・清見寺を訪ねる④―五百羅漢石像
清見寺には、夏目漱石、島崎藤村、高山樗牛、北原白秋、与謝野晶子など多くの文人詩人が訪れています。境内に建てられていた「桜の実の熟する時」の一説には・・・
興津の清見寺だ。そこには古い本堂の横手に丁度人体をこころもち小さくした程の大きさを見せた青苔の蒸した五百羅漢の石像があった。起ったり坐ったりして居る人の形は生きて物言ふごとくにも見える。誰かしら知った人に逢えるといふその無数な彫刻の相貌を見て行くと、あそこに青木が居た岡見が居た、清之助が居た、ここに市川が居た、菅も居た、と数えることが出来た。連中はすっかりその石像の中に居た。捨吉は立ち去りがたい思いをして、旅の風呂敷包の中から紙と鉛筆とを取出し頭の骨が高く尖って口を開いて哄笑して居るやうなもの、広い額と隆い鼻とを見せながらこの世の中を睨んで居るやうなもの、頭のかたちは円く眼は瞑り口唇は堅く噛みしめ歯を食いしばって居るようなもの、都合五つの心像を写し取った。五百もある古い羅漢の中には、女性の相貌を偲ばせるやうなものもあった。磯子、涼子、それから勝子の面影をすら見つけた。
五百羅漢と言えば境内に点在する奥山方広寺の石仏を思い出しますが、清見寺の五百羅漢は狭いエリアにひしめくように並んでいます。下から見上げ、上から見下ろしてはみましたが、この中に「誰かしら知った人」はいたのでしょうか?
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