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2019年08月01日

尻平沢の上流探索②―ジオパーク

「中央構造線破砕帯」の看板 浜松市天竜区佐久間町の浦川、尻平沢(しっぺいざわ)の沢奥に足を運ぶと「中央構造線破砕帯」の看板が立ち、そのすぐ先の沢には鉱泉の源泉跡が残り、その先に立っているのが「川底の『鹿塩圧砕岩』」の看板。「鹿塩圧砕岩(かしおあっさいがん)」とは「ミロナイト」「マイロナイト」とも呼ばれる中央構造線内帯、領家帯に見られる変成岩。高温高圧の変成作用により生み出された石であり、この「鹿塩圧砕岩」が浦川で見られることは聞いていたのですが、見たのは初めてです。

尻平沢
尻平沢
鹿塩圧砕岩
鹿塩圧砕岩

尻平沢奥の公園 さらに上流へと進み橋を渡ると、雑草に覆われてはいましたが、岩石の標本が並ぶ公園のような所に出ました。「石英閃緑岩」「礫岩」「玄武岩」「石灰岩」「緑色片岩」「砂岩」「花崗閃緑岩」「蛇紋岩」「流紋岩」「黒色片岩」「珪質片岩」・・・。ジオパークのようです。

原石標本 こんな素晴らしいテーマパークが浦川にあったことを知っていましたか?中央構造線が走る佐久間、水窪ですから、もっと地質や岩石に関心を持って良いはずです。荒れた園内から想像すると、あまり利用はされていない様子。

 せっかく造った施設ですから、大いに活用したいものです。




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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:26│Comments(0)出かけよう!北遠へ地質・地形・岩石
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