2018年08月29日
夏休み自由研究「地質」⑥―小渋川沿いの崩落
大鹿村からの帰路、「中央構造線博物館」北の小渋川に沿った大西山(1741メートル)に代表される山体に、削り取られてような崩落の痕が各所に見られます。
山体は中央構造線の内帯に位置し、構成しているのは花崗岩類が変形して出来た鹿塩マイロナイト。昭和36年(1961)に発生した「三六災害」では、川を挟んだ対岸の集落が崩落した大量の土砂に呑み込まれ、42名が亡くなる大被害を出したこともあったとのこと。
天竜川の中流域に当たる北遠の山も、中央構造線や赤石構造線に沿った脆い地質。雨水による落石や崩土の危険性を常にはらんでいることを忘れてはいけません。
山体は中央構造線の内帯に位置し、構成しているのは花崗岩類が変形して出来た鹿塩マイロナイト。昭和36年(1961)に発生した「三六災害」では、川を挟んだ対岸の集落が崩落した大量の土砂に呑み込まれ、42名が亡くなる大被害を出したこともあったとのこと。
天竜川の中流域に当たる北遠の山も、中央構造線や赤石構造線に沿った脆い地質。雨水による落石や崩土の危険性を常にはらんでいることを忘れてはいけません。
国道152号沿いにある採石場に見られる断層露頭に似た縦縞模様が見られましたが、おそらくこれは作業の上で出来たものだと思われます。