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2018年09月01日

夏休み自由研究「地質」⑨―程野露頭

「程野露頭」の看板 「夏休み自由研究」ドライブの帰り道、時刻はすでに午後4時少し前。それでも、ジオパークの看板に気づけば、立ち寄らないわけにはいきません。

 「程野(ほどの)露頭」が発見されたのは、5年前。当時の「朝日新聞」には、こんな記事が掲載されていました。

◆断層の中央構造線、新たな露頭発見 長野・飯田

新たに発見された中央構造線の程野露頭。中央部に縦の断層が走っている 県内を縦断する国内最大級の断層、中央構造線を地表で目視できる露頭が新たに飯田市上村で見つかった。構造線の活動を示す地形の湾曲も確認され、発見者の飯田市美術博物館専門研究員、坂本正夫さん(65)は「活断層の証し」と話す。

 現場は、国道152号と三遠南信自動車道の矢筈トンネル口の合流地点に近い山林の一角。40年にわたり中央構造線の現地調査をしている坂本さんが2011年夏に見つけ、所有者の了解を得て確認作業を重ねてきた。

程野露頭 地名から「程野(ほどの)露頭」と名づけられた。幅8メートルにわたって露出した岩面中央の縦線によって、変成岩でできた左側(外帯)と花崗(かこう)岩の右側(内帯)とで成す断層がわかる。(2013年2月20日付「朝日新聞」より)


 ほぼ真ん中に見える鞍部の表土の下に見えるのが、新たに発見された中央構造線の露頭。波打つように折れ曲がった尾根が、垂直方向に2メートルほどずれた証拠です。



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