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2018年06月26日

最後の木馬(きんま)④―カンブチとカスガイ

後世へ残したい伝統の技 きんま 「休む間もなく、木材の積み込み作業です。手際よく橇の上の丸太にカンブチという斧のような道具を使い、カスガイで固定しながら積み上げて行きます」。

 さて、伐採地に着けばすぐに始めるのが積み込み作業。機械が入れない中で頼れるのは、自分の身1つです。

 「カンブチ」とは「割打」。両刃の手斧ような道具ですが、背も硬く焼き入れられ、ハンマーのようにしても使われる便利な道具です。

後世へ残したい伝統の技 きんま 玉切りされた面を揃え、「カンブチ」をふるい、上下左右の丸太と丸太とをコの字型の金具、「カスガイ(鎹)」でつなぎ合わせます。

 昔からの例え「子はカスガイ」の「カスガイ」。いくら「カスガイ」とはいえ、強く打込みしっかり固定しないことには、強固な絆は生まれません。丸太も夫婦も同じこと。うちの子たちは、「カスガイ」になっているのでしょうか?



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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:20│Comments(0)暮らし・移住・交流
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