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2018年06月28日

最後の木馬(きんま)⑥―40分の長い坂道

 「曲がりくねった坂道、見下ろせば天竜川。危険が伴う緊張の連続です。杉木立の中の急勾配な細い下り坂。その名も“きんまみち”。ワイヤーでブレーキを掛けながら下って行きます」。

後世へ残したい伝統の技 きんま
後世へ残したい伝統の技 きんま
後世へ残したい伝統の技 きんま
後世へ残したい伝統の技 きんま

 足がすくむような木馬(きんま)道。頼れるのは、30年余り木馬で木材の運搬を続けて来た経験と技術だけ。曲がりくねった道の連続では、天竜川の絶景を眺める余裕などないでしょう。

 そして、ようやく荷卸し場所に到着します。

後世へ残したい伝統の技 きんま 「40分かけて間もなく最終地点が近づいて来ました」「荷卸しが始まりました」。

 狭い山の中では、荷卸し作業も機械などには頼れません。しかも、すべての作業は1人だけ。

 「こうして、竹下宏さんは1日3回、伝統に培われた木馬を曳き続けております」。

 これが、「最後の木馬」と言われた動画のあらまし。すべては、再現された木馬ではなく、平成5年2月11日に撮影された作業のドキュメント。標高400メートルほどの傾斜地での撮影は、大変だったろうと思います。

 そんな貴重な動画を、北遠の林業遺産として静止画で再現させていただきました。



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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:10│Comments(0)暮らし・移住・交流
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