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2018年05月14日

第1回「掛塚まちめぐり」下見ウォーク④―十郎島・八幡神社と渡船場跡

八幡神社の舟形手水鉢 貴船神社の次に訪れたのは十郎島。十郎島はかつて天竜川の中洲にあった集落でしたが、天竜川の改修工事によって中洲がなくなることになり、住民たちは掛塚本町の西に移住したのが、現在の十郎島。八幡神社も中洲から移座を余儀なくされました。

 八幡神社に見られる掛塚湊の面影は、舟形の手水鉢。四角い形が多い手水鉢ですが、ここの手水鉢の両端は、船の舳先のように尖っています。中洲にあった十郎島の往来は、船がなくては始まらなかったのです。

十郎島渡船場跡の標柱 そして、神社の裏側には十郎島渡船場跡の標柱が建てられています。橋が架けられる前には渡船によって天竜川を渡っていたのですが、その船着き場であったのがここ。そして、明治に入り、渡船場に架けられたのが初代の掛塚橋でした。

 木橋が架けられてからは、今度はここが横須賀掛塚往還の起点となった場所。後には県道として整備されましたので道幅が広いのが名残り。現在の掛塚橋が架けられ国道150号が出来てからは、この道を通るのは地元で暮らす人くらいしかありません。

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