2017年12月01日
遠州森町の古い町並み②―ノコギリ型家並
「遠州の小京都」の古い町並みは、城下(しろした)にも残っています。
城下の家の特徴は、道に対してやや斜めに建てられ、家の前に三角の空間が出来ていること。上から見るとノコギリの歯のように見えることから、ノコギリ型家並とも言われています。
道に対して斜めに家が建てられた理由は、「敵が攻めて来た時、その三角形の形を利用して隣りの家の陰に身を隠し、不意をついて攻撃するため」などと言われているようですが、戦国時代ならともかく、宿場町が栄えた江戸時代になれば、その必要もありません。
例え起源はそうだったとしても、出桁造りで軒を迫り出し、軒下に荷車を停めて置くには、ちょうど良い空間だったことによるものと思います。また、少しでも玄関を南に面した家にするには、このように斜めに建てた家は理に適っていると感じました。
城下の家の特徴は、道に対してやや斜めに建てられ、家の前に三角の空間が出来ていること。上から見るとノコギリの歯のように見えることから、ノコギリ型家並とも言われています。
道に対して斜めに家が建てられた理由は、「敵が攻めて来た時、その三角形の形を利用して隣りの家の陰に身を隠し、不意をついて攻撃するため」などと言われているようですが、戦国時代ならともかく、宿場町が栄えた江戸時代になれば、その必要もありません。
例え起源はそうだったとしても、出桁造りで軒を迫り出し、軒下に荷車を停めて置くには、ちょうど良い空間だったことによるものと思います。また、少しでも玄関を南に面した家にするには、このように斜めに建てた家は理に適っていると感じました。