2017年11月30日
遠州森町の古い町並み①―遠州の小京都
磐田市掛塚が「遠州の小江戸」なら、周智郡森町は「遠州の小京都」。大正12年(1923)に森町を訪れた地理学者の志賀重昂(しがしげたか)が、自然に囲まれ寺や神社が多く、町並みが整備された町を自らが詠んだ七言絶句の「小京都」と称賛。以来、森町は「遠州の小京都」と呼ばれるようになったとのことです。
森町は秋葉街道の宿場町。秋葉詣での客で賑わった様子は、俗謡に「森の横町なぜ日が照らぬ 秋葉道 者の笠のかげ」と歌われたほど。
かつての賑わいを彷彿させる町並みが見られるのは本町辺り。軒は荷車などが濡れないよう出桁造りで、道に面した側は、中から外が見えても、外から中が見えにくい連子格子。こんな風情が思い起こさせてくれるのは、「小京都」の賛辞です。
森町は秋葉街道の宿場町。秋葉詣での客で賑わった様子は、俗謡に「森の横町なぜ日が照らぬ 秋葉道 者の笠のかげ」と歌われたほど。
かつての賑わいを彷彿させる町並みが見られるのは本町辺り。軒は荷車などが濡れないよう出桁造りで、道に面した側は、中から外が見えても、外から中が見えにくい連子格子。こんな風情が思い起こさせてくれるのは、「小京都」の賛辞です。