2017年06月28日
礼服を着たガチャピンムシ、ラミーカミキリ
もともとは、中国から入って来た外来種。カラムシの仲間のラミーという植物を持ち込んだ時に、一緒に入って来たと考えられ、九州の長崎に入ったラミーカミキリは、西日本から東海、関東地方へと生息域を広げ、温暖化につれてますます北へと広がっているそうです。
ラミーが持ち込まれたのは繊維を採るため。同じイラクサ科のカラムシやヤブマオの改良種とのことですので、カラムシやヤブマオはかつての北遠の農村で栽培された天然繊維原料の「植物遺産」。
ラミーと一緒にやって来たラミーカミキリは、カラムシやヤブマオがかつて北遠で栽培されていたことを示す「昆虫遺産」と言えるかも知れません。