2017年05月17日
「遠州山辺の道」高根神社を訪ねる③―高根神社拝殿


実は、祭神である保食神(うけもちのかみ)が祀られている本殿があるのは背後の山頂近く。ここにあるのは拝殿だけですが、元々は馬頭観音を安置する観音堂として造営。明治6年(1873)に馬頭観音が大寶寺に移され、現在のように高根神社拝殿となったのだそうです。

正月には初日の出を見るためにここまで登って来る住民たちも多いようです。私の暮らす磐田市南部では望んでも見られない風景。秋葉詣に向かった、あるいは秋葉詣を済ませたかつての旅人たちは、海岸近くの東海道ではなく、きっとこの道を通ったに違いない、と感じてしまうほど魅力的な絶景です。