2017年05月19日
「遠州山辺の道」高根神社を訪ねる⑤―磐座信仰


慎重に歩を進め上を見ると、小さな社が2つ。あれだ!

巨石信仰は、磐座(いわくら)信仰とも呼ばれる古来の自然崇拝の一種。高根山の岩を神様の依り代と考えたとすれば、本殿が拝殿の裏でなくてこの巨石が乱立する山頂付近に鎮座したままというのが本来の形。
とかくお参りしやすい場所に拝殿が建てられると、本殿もその後ろに建てられ、ご神体が忘れられてしまうことが多いようです。利便性と信仰とは、もっとも対極にあるべきものと考えますが、いかがでしょうか?