2017年04月07日
天竜美林、アートと融合 芸術家ら8日からイベント

主催するのは同区の写真家内山文寿さん(50)が代表を務める「天竜アートプロジェクト」。市の2017年度地域力向上事業に採択されている。
同区では17年3月末に二つの小学校が閉校した。天竜美林の風景写真を撮り続けてきた内山さんが危機感を持ち、地元林業家でつくる「天竜林業研究会」や知り合いの芸術家らに声を掛けた。
掛川市の彫刻家木下琢朗さん(39)は天竜産ヒノキの丸太を使って高さ約1メートルの巨大な木の種を表現した作品群を作り、ヒノキ林の切り株の上に設置する。「欧米のきこりが使う丸太ストーブから着想を得た」と話す。このほかガラスや布で自然の美しさを表現する作品やうわぐすりに天竜材の灰を使った陶磁器など県内芸術家5人の作品を5月10日まで展示する。
8、9の両日は地元のきこりが案内する森林ガイドツアーやトークセッション、イノシシやシカの肉を使った料理も提供する。
天竜林業研究会の鈴木将之会長(42)は「林業は100年単位で木を育てる。変化の激しい今の時代に合わせるには新たな取り組みが必要」と話す。
スケジュールなどは「天竜アートキャンプ」とインターネットで検索すれば閲覧できる。入場無料。(「静岡新聞」より)
北遠の杉林と自然を満喫する楽しそうなイベントです。あ~した天気にな~れ!