9月9日の秋葉山に登る⑦―ヤブランとヤブツルアズキ
腕時計で時間を確認したのは、九里橋の手前。時間は午前9時5分。石畳の坂道の途中で出会ったのは、ヤブランとヤブツルアズキ。まだまだ秋とは言えない暑さでしたので、急がず慌てず、道草を楽しみながら歩くことにします。
そもそも、「藪(やぶ)」とは一体どんな意味?「藪」の漢字は「艹+數(数)」で、草、木や竹が生い茂っている所の意味。秋葉山へ向かう道の脇には名前に「藪」と付けられたヤブラン(藪蘭)やヤブツルアズキ(藪蔓小豆)が花を咲かせていましたが、「藪」と呼ばれるほどの場所でもありません。
ヤブランは、葉の見た目がラン科の葉に似ているからとして名前に「蘭」と付けられましたが、どう見てもランに似てはいません。もしも、花が咲いていなかったら、気づくこともなかったでしょう。
ヤブツルアズキも花の時季。この後、アズキ(小豆)の半分ほどの長さの豆果を着け、もちろん食用もできます。ヤブツルアズキはアズキの原種ともされていますので、食べてみてもいいかも・・・?
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