三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑤―本坂一里塚と馬頭観音
次に立ち寄ったのは「本坂一里塚」。一里塚は江戸時代に整備された街道の脇に1里(約3.927㎞)毎に設置された土盛りの目印。解説看板によれば・・・
■本坂一里塚■
この一対の塚は江戸(日本橋)より72番目の一里塚である。江戸時代(慶長年間)主要街道には一里毎に塚を築き、松や榎等を植え旅人の目印として作られた。
姫街道には完全なものは少ないが多く残されている。この塚は貴重なもので、北側半分は当時のままである。
つまり、この石碑が一里塚ではなく、その後にあるこんもりとした土盛りが一里塚。私は江戸時代の人間ではありませんが、徒歩で移動する時の目印としては、ちょうど好い間隔だと感じます。
一里塚の脇に並んでいたのは馬頭観音。元々は、死んだ馬の供養のために建てられたとされていますが、旅人にとっては旅の安全を見守る意味も込めて祀られたもの。この先にある本坂峠で倒れた馬もたくさんいたのでしょう。
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