三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑤―本坂一里塚と馬頭観音

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2024年11月05日 05:28

 次に立ち寄ったのは「本坂一里塚」。一里塚は江戸時代に整備された街道の脇に1里(約3.927㎞)毎に設置された土盛りの目印。解説看板によれば・・・

■本坂一里塚■
 この一対の塚は江戸(日本橋)より72番目の一里塚である。江戸時代(慶長年間)主要街道には一里毎に塚を築き、松や榎等を植え旅人の目印として作られた。
 姫街道には完全なものは少ないが多く残されている。この塚は貴重なもので、北側半分は当時のままである。


 つまり、この石碑が一里塚ではなく、その後にあるこんもりとした土盛りが一里塚。私は江戸時代の人間ではありませんが、徒歩で移動する時の目印としては、ちょうど好い間隔だと感じます。

 一里塚の脇に並んでいたのは馬頭観音。元々は、死んだ馬の供養のために建てられたとされていますが、旅人にとっては旅の安全を見守る意味も込めて祀られたもの。この先にある本坂峠で倒れた馬もたくさんいたのでしょう。

 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く①―釣の秋葉山常夜燈
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く②―日比沢の秋葉山常夜燈と火の見櫓
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く③―「門屋の長屋門」と古い貯蔵庫
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く④―華蔵寺と日比沢分校跡
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑥―本坂関所跡
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑦―高札場跡と秋葉山常夜灯
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑧―橘逸勢神社
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑨―弘法堂
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑩―石畳の山道へ
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑪―「鏡岩」
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑫―赤石チャート
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑬―「本坂峠のツバキ原生林」
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑭―本坂峠
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑮―本坂隧道
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑯―嵩山の浅間神社
 【関連記事】三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑰―三ヶ日のミカン園

 【関連記事】舞坂宿「往還通り」を歩く③―一里塚址
 【関連記事】東海道・白須賀宿を歩く⑥―一里塚跡
 【関連記事】東海道・木原を歩く②―木原一里塚
 【関連記事】東海道・小夜の中山峠を歩く⑧―一里塚跡
 【関連記事】宮之一色から源平新田まで旧東海道を歩く①―宮之一色一里塚
 【関連記事】東海道・由比宿を歩く⑪―一里塚跡と藤屋
 【関連記事】我が故郷の「姫街道」を歩く⑧―一里塚跡
 【関連記事】姫街道「半僧坊道」を歩く⑱―史蹟「小池一里塚」

 【関連記事】細江・長楽寺を訪ねて④―木造馬頭観音座像
 【関連記事】北遠の馬頭観音①―釈迢空の和歌
 【関連記事】北遠の馬頭観音②―明王型と菩薩型
 【関連記事】北遠の馬頭観音③―三面二臂
 【関連記事】北遠の馬頭観音④―巡礼碑・写し霊場
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑤―競い馬
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑥―富士馬頭観音
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑦―南山の馬頭観音
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑧―軍馬と馬頭観音堂
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑨―馬の顔や姿
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑩―馬乗り馬頭観音
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑪―懐山おくない「駒の舞」
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑫―線彫り
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑬―牛頭観音
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑭―馬頭霊位・馬使霊位
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑮―馬力
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑯―木馬(きんま)
 【関連記事】北遠の馬頭観音⑰―西浦観音堂の奉納額・絵馬群
 【関連記事】真冬の佐久間道④―馬頭観音と轍跡
 【関連記事】熊(くんま)の町歩き⑤―庚申仏と馬頭観音
 【関連記事】水窪小畑の招魂社と諏訪神社⑥―馬頭霊・馬使霊・位
 【関連記事】神田山に登る③―馬頭観音
 【関連記事】柏古瀬・不動明王堂を訪ねる③―地の神、庚申塔、神号碑、馬頭観音、地蔵尊
 【関連記事】佐久間・大滝を歩く③―馬乗り馬頭観音
 【関連記事】中山道の妻籠&馬籠へドライブ⑫―藁馬と馬頭観音
 【関連記事】丸い石を供える信仰⑤―熊地区柴の馬頭観音
 【関連記事】東海道・宇津ノ谷峠を歩く⑬―旧東海道の馬頭観音
 【関連記事】東海道・小夜の中山峠を歩く⑭―馬頭観世音碑
 【関連記事】ステイホームで「西国巡礼」⑥―馬頭観音
 【関連記事】我が故郷の気賀(きが)を歩く⑳―本陣前公園と馬頭観音
 【関連記事】伝説の地「竜戸」を訪ねる④―馬乗り馬頭観音
 【関連記事】東海道・蒲原宿を歩く㉝―「馬頭観音」の文字碑
 【関連記事】出かけよう!引佐町伊平⑪―馬頭観音堂
 【関連記事】年の瀬の粟ヶ岳に登る⑪―馬頭観音
 【関連記事】春を待つ水窪の野仏たち②―馬頭観音
 【関連記事】焼津・花沢の里を歩く⑭―元三大師と馬頭観音
 【関連記事】引佐町渋川から県境を越えて⑲―細川のお堂と馬頭観音

関連記事