阿蔵から大渓をグルリと歩く⑪―オニルリソウとアキノタムラソウ
雨が降らない日があったとしても、まだしばらくは梅雨。青空をのぞむことは期待できません。そんな日が続く中では、オニルリソウの青い花にだって顔を近づけてみたくなります。
そして、夏本番はまだこれからだというのに、もう咲き始めていたアキノタムラソウ。よく似たナツノタムラソウという植物もあるのですが、どうやらこれはアキノタムラソウ。
漢字では「秋の田村草」と書いていますが、古くは集合した軍隊を「タムラ(屯・党)」と言ったところから、たむろし咲くシソ科の花をタムラソウと名付けたのではないか、ということ。「田村」からのどかな里山風景を連想していたのですが、軍隊の意味だったんですね?
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