年の瀬の粟ヶ岳に登る⑤―光る海
粟ヶ岳から南の方角を見晴らせば、ここからも冬ならではの光る太平洋を見ることができます。しかも、粟ヶ岳に出掛けたのは12月19日。令和2年(2020)の「冬至」は12月21日ですから、その2日前。1年のうちで太陽高度が一番低い時期でしたので、低い入射角度で太平洋を照らした光が海面で反射し、標高532メートルの粟ヶ岳山頂まで届いたのです。
もちろん、これは秋葉山や獅子ヶ鼻で見た金色の太平洋と同じ理屈。寒い冬ですが、そんな日には冬でなければ見ることができない景色を楽しむことにしましょう!
他に見ることが出来たのは、大井川の流れや富士山静岡空港。駿河湾の向こうには伊豆半島。そして、焼津市浜当目にある虚空蔵山も見えました。
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