2022年05月21日
浜北区上島・新田組の「龍燈」⑦―天女、天人と鬼瓦
向かって左は女性。羽衣を纏い、手には蓮の花を持ち、空を飛んでいるようです。左は大黒様の頭巾ようなものをかぶり、両手で横笛を持っています。果たして、この2人は何者なのでしょうか?
調べてみると、仏典によれば、仏が説法する際に天から舞い降り、音楽を奏し、舞いながら蓮の花を撒き散らして仏を讃える飛天と呼ばれる天女、天人がいるのだそうです。
そして、屋根の端を飾る鬼瓦には、秋葉神社の「七葉もみじ」ではなく、秋葉寺の「剣花菱」。これも、神仏混淆の名残りと見るべきかも知れません。