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2021年10月29日

【遠州秋祭り④】磐田の掛塚まつり 独自のはやし、町に活気

優雅なはやしを奏でる掛塚屋台囃子保存会の会員ら 「そりゃ、そりゃ」-。太鼓と笛の音に合わせ威勢のよい掛け声が磐田市白羽の竜洋西会館に響いた。同市掛塚の貴船神社大祭「掛塚まつり」を彩る掛塚屋台囃子(ばやし)だ。保存会の会員たちが17日、神社の神事に合わせて演奏会を開いた。

 江戸から明治にかけ回船問屋を中心に栄えた掛塚湊の歴史を伝える祭りは、豪華な屋台と独自のはやしが特徴。近隣の掛川市横須賀などのはやしは東京の流れをくみテンポが早いが、掛塚はゆったりとした曲調の京都流とされ、その独自性から静岡県指定無形民俗文化財になっている。太鼓と笛で構成する楽器隊が、引き回される屋台上で祭りを盛り上げる。

2019年の祭りで貴船神社境内に集まる屋台 2年連続で屋台の引き回しは中止になった。会員らはまちの盛り上げに一役買おうと、1年半ぶりに演奏をした。町内を屋台が巡る際に奏でる「馬鹿(ばか)」や、南北朝時代に伝わったという「御公家(おくげん)」などを披露した。地元の子どもも参加し、優雅な音色を奏でた。

 保存会は地元幼稚園や小学校ではやしの体験会を開き、次世代への継承に努める。松山真保存会長(76)は「おはやしは長年積み上げてきた伝統文化で、周辺地域にも受け継がれている。後世につなぐためには、掛塚が先頭に立ち引っ張っていかなければならない」と前を向く。(「静岡新聞」より)


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 10月16日(土)17日(日)に開催した掛塚の旧廻船問屋・津倉家見学会と併催されたのが掛塚祭屋台囃子保存会によるイベント。掛塚祭屋台囃子保存会も、私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」は掛塚祭屋台囃子保存会とともに「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」の認定を受けた団体。これからも二人三脚で頑張って行きましょう!



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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 15:17│Comments(0)祭り・イベント・民俗芸能・伝統行事
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