2020年05月08日
ホソバシャクナゲの花を訪ねて北遠へ①―見頃を迎えたホソバシャクナゲ

浜松市天竜区佐久間町でホソバシャクナゲの花が見頃を迎え、山あいの集落に彩りを加えている。
ツツジ科のホソバシャクナゲは、細長い形の葉が特徴。遠州石楠花(エンシュウシャクナゲ)とも呼ばれ、天竜川流域の山間部や愛知県の奥三河地方に自生している。分布範囲が狭く、環境省のレッドリストでは絶滅危惧2類に指定されている。区内の数カ所で群生が確認されている。
同町の住民は「主に北向きの岩場、適度な日当たりなど生育条件が非常に厳しい貴重な種」と薄紅色のかわいらしい花を大切に見守っている。(2020年5月2日付「静岡新聞」より)