2020年05月10日
2011年6月25日、熊伏の山歩き⑦―食べ尽くされたスズタケ

青崩峠の登り口からのしばらくは、スズタケが青々と茂り、以前と比べるといくらか食害が軽減されたような気がしていました。ところが、それはつかの間の安心。少し登った辺りからは、きれいに食べられ、枯葉色のスズタケが林床を覆っています。
写真が、ちょうどその境目。片側にはまだ緑色が残っていますが、ここから上のスズタケは、食べやすい高さですべて食べ尽くされ、人為的に刈り揃えられたかのように見えます。

そんな結果にならないように、県境の自然は両県の力を合わせて対策を講じる必要があります。
熊伏山の名前は、崩落地ばかりが続き「熊も恐れて伏せている」という意味。熊は怖がっているのかも知れませんが、今のところニホンジカは闊歩しているようです。
*記事は「出かけよう!北遠へ ふるさと散歩道」に掲載したもの。ステイホームのため、過去記事を再掲載させていただきました。