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2019年09月10日

秋の天竜川河川敷の自然④―ツルボ

ツルボ ユリ科のツルボが咲いています。ツルボは鱗茎をすり潰し、皮膚病・神経痛・火傷・切傷などに効能がある湿布薬として使われたようです。さらに、リョウブなどと同じように飢饉などの食料難に備えた「救荒植物」としても利用されました。

 それを日本に伝えたのは、豊臣秀吉の命令で朝鮮に出兵した加藤清正。清正が持ち帰った中国明代の書物『救荒本草』には約400種もの救荒植物が掲載され、その中にはツルボの記載もあったのだそうです。

ツルボで吸蜜するベニシジミ ただし、ツルボの鱗茎には毒成分が含まれているのも事実。しっかりとアクを抜く必要があるようですから、滅多なことでは食べない方が無難。

 そんなツルボの花には、ベニシジミが蜜を吸いに訪れていました。蜜くらいだったら大丈夫なのかな?

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:26│Comments(0)野の花・植物昆虫・蝶の図鑑・野生鳥獣
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