2018年08月26日
秋近づく小國神社境内地⑤―ナンバンギセル
小國神社境内地では、ナンバンギセルがもう咲き始めていました。
道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ(作者未詳 万葉集巻10‐2270)
「万葉集」で「思ひ草」と歌われているのがナンバンギセル。尾花(ススキ)の根元に俯くように咲いている様子を物思いにふけっている様子に見立て、「思ひ草」と名付けられていたようです。
道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ(作者未詳 万葉集巻10‐2270)
「万葉集」で「思ひ草」と歌われているのがナンバンギセル。尾花(ススキ)の根元に俯くように咲いている様子を物思いにふけっている様子に見立て、「思ひ草」と名付けられていたようです。
ナンバンギセルは漢字で「南蛮煙管」と書き、南蛮から渡来した煙管(きせる)の雁首に花の形が似ているとことから命名されたそうです。となると、西洋(南蛮)からタバコの喫煙具(煙管)が伝えられたのは室町時代以降でしたから、「南蛮煙管(ナンバンギセル)」の命名は、それ以降のことになります。