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2018年01月30日

浮世絵に描かれた秋葉山③―「本朝名所 遠州秋葉山」歌川廣重

「本朝名所 遠州秋葉山」 歌川廣重の描いた秋葉山参道の浮世絵―鳥居と常夜燈の並ぶ杉並木の道を、蓑と笠で雨を凌ぐ参拝客が描かれています。

 この「本朝名所」のシリーズは15枚組の作品。天保3年(1832)~同10年(1839)頃に完成したものとみられる傑作ばかり。この「遠州秋葉山」でも、参道は右半分に片寄って描かれ、奥行きを表わすための遠近法が巧みに取り入れられています。

 廣重の父親は火消し同心でしたので、廣重も一時、火消しと絵師とを両立させていたとのこと。そんな廣重が火伏せの秋葉神社に特別な興味を感じていたとしても、不思議ではありません。

 廣重と言えば、印象派の画家やアール・ヌーヴォーの芸術家たちに大きな影響を与えた「ヒロシゲブルー」。ここでも、独特な青色、藍色が魅力的に使われています。

 


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