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2017年05月25日

「遠州山辺の道」金刀比羅神社を訪ねる⑥―木之葉神社と天狗の瓦

木之葉神社 さて、金刀比羅神社拝殿から外に出ると、向かって左側に小さな社があります。解説によれば、これは木之葉神社(このはじんじゃ)。木之葉天狗なる者を祭神として祀っているとしてあります。

 木之葉天狗さまは、昔からこの高根山に棲んでおられたといわれています。そこへ、四国の金刀比羅宮より大物主神と白峰大神をお迎えしたのを始め、祓戸社や多賀神社に祭られた神々、更に寄せ宮へ尾野の各地から寄せられた神々もこの高根の山へお集まりになりました。(中略)

 「我は木之葉天狗である。境内の大木を棲家にしていたが多くの神々が集まり我の居場所が無くなった。大木のもとに我を祭れば永遠にこの地を守護するであろう」とお告げがあり・・・。(後略)


天狗の瓦
天狗の瓦

 ・・・との経緯により、ここに祀られることになったのですが、天狗の面は奉納されていましたが、肝心な大木は枯れてしまったとのこと。果たして心穏やかにしておられるのでしょうか?

 高根山の天狗と言えば、高根神社を守護している岩本大神の祭神も岩本坊大天狗とされ、金刀比羅神社の拝殿を見上げれば、左右に1対、阿形吽形の獅子を背にした天狗の姿が。そこには廃されたはずの神仏習合、修験道の面影が漂っていました。

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