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2017年05月21日

「遠州山辺の道」金刀比羅神社を訪ねる②―一村二社

金刀比羅神社 金刀比羅神社の祭神は大物主命、白峯大神、金山彦命。元々は麓にある高根山大寶寺の境内に、金毘羅大権現としてあったのですが、安永6年(1777)に火災で焼失後、現在地に遷座したとのこと。

 境内は決して広くはないのですが、拝殿、祓殿、神楽殿と多賀神社など、いずれも幕末に近い江戸時代の造立です。

金刀比羅神社 しかし、考えてみると、現在の浜北区尾野、当時の豊田郡尾野村には高根神社と金刀比羅神社の2社があります。明治時代に入り、政府は「郷社定則」で、行政の最小単位である「村」に1つの氏神となる「村社」を決めるように指示し、複数の神社がある村には「一村一社」に合祀するように定めたはず。どうしたことでしょう?

 これは、尾野村の住民たちが懇願し、特例として認められた結果とのこと。大変珍しい「一村二社」として、現在まで引き継がれているのです。



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