富幕山から幡教寺跡へ⑮―ガンピとジャコウアゲハ
おしまいに紹介するのは、今のシーズンには珍しくもないガンピの花。ガンピもコウゾやミツマタなどと同じように、和紙の原料として使われて来た植物。ただ、どこででも育つ植物ではなく、「東限は静岡の伊豆、北限は石川の加賀市付近」とされていますので、自生地は温暖な気候のエリアに限られているようです。
富幕山から幡教寺跡へと向かう道の途中、何度も何度も私の周りを飛び回り、ほんの一瞬だけシダの葉に止まりましたので、何とか撮影することができたのはジャコウアゲハです。食草とされるウマノスズクサが暖地を好むため、ジャコウアゲハも南方系の蝶とされてはいますが、私は子供の頃から追いかけて来た蝶。
地球の温暖化が進み、ガンピもジャコウアゲハも暮らしやすくなったと感じているかも知れませんが、私の顔や腕も1年中真っ黒。私だって南方系です。
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